『中日交流標準中国語』は、日本の大学で専攻以外に中国語を選択している学生を対象に作成されています。また、中国語を学習している社会人の入門書としての機能も持ち合わせています。本教科書は中日双方で編集委員会が設けられ、課程教材研究所(中国教育部直轄)、元国際情報センターの共同作業によって作成·編集され、人民教育出版社(中国教育部直轄)によって出版されました。
本書の特徴は以下のとおりです。
1.利用者を考えた内容
中国語の特徴や日本人が中国語を勉強する時の便利性をなるべく考慮して作成されています。また、日本人が興味のある中国文化を紹介しています。
2.総合性
学習者が日常会話を速く身に付けるために、コミュニケーション機能を充実させ、また、会話力を高めるために、レベルに合った詳細な文法解説も入れています。
3.おもしろさ
時代に合った新しい話題が中心です。本文の内容も、おもしろく、また意味深いものが収められています。日常使われる生きた言葉での会話が特徴です。
4.豊富な知識
文法知識が豊富で、解説が分かりやすいのも特徴です。中国の伝統文化、生活習慣および社会的状況などが自然に織り込まれています。
5.実用性
発音や文法解説などがレベルに合わせてステップアップします。普段よく使う単語や文法を用いて、日常生活に近い話題を収録しています。本文にはすべて発音記号(ピン拼イン音)や日本語訳もついています。